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東京育ちが地方に住むということ

東京生まれ東京育ちですが、今後は静岡県に住むことになります。東京育ちが地方に住むときに感じたギャップや、働き方などを中心につらつらと書いていきます。

人は何のために働くかを考えてみる


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電話をかける女性

働いている理由

みなさんが今働いている理由は何でしょうか? 私が働いている理由は、食べていくため&遊ぶお金を稼ぐためです。

大学生の頃から、当然のようにバイトをしてきました。始めた理由は、飲み会や旅行にいくためのお金が必要だったことと、「バイト」という響きがかっこいいこと。笑 飲食店や塾講師、大学内のバイト等、いろいろやってきました。 大学院までいったので学生時代を思いっきり楽しんできましたが、そんな私も他の人と同じように当たり前に就活をして、当たり前に会社に勤め、いつのまにか社会人になりました。

ITベンチャーに務めた理由はいろいろありますが、一つは「会社をクビになったときに路頭に迷わず、すぐに新しい会社に勤められるようになるため」でした。

私が就活する時代はすでに終身雇用なんて幻となった時代でした。 急にクビにされてどうしていいかわからないというおじさんの話や、大手企業が大量解雇をしたというニュースをテレビでみるたび、自分がその立場になったら本当に怖いと思っていました。

だからこそ、最初からサバイバル状態のベンチャーで3年以内に使い物になるような人材になりたいと思ったのです。もちろん大手でも教育がしっかりしているのでそちらのほうが良いという意見もあるかもしれませんが、大手だと配属次第ではその会社でしか使っていない機能のプロフェッショナルになってしまう可能性があると思ったのです。もしくは、ある機能の本当に一部しか担当できないのではという懸念もありました。 その点ベンチャーは人手が足りないので、一から十まですべて自分でやることになります。 それだったら、否応なく実力がつくと思ったのです。

改めて考えてみると、そうまでして、なぜ私は会社に勤めて働き続けることを目指したのでしょう?

食べていくため&遊ぶお金を稼ぐため

やはりここは今でも変わらないかなと思います。

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働くことで得たものと失ったもの

ITベンチャーなので当たり前かもしれませんが、入社当日から激務でした。 研修は何もなく、いきなり仕事、仕事、仕事。

それでもがんばって食らいついていった結果、1年半後には会社の中でも重要なポジションになってきました。 ベンチャーだからというべきなのか、給料はほとんど上がらず、ほぼサービス残業。みなし残業として40時間分ははいっていましたが、平均60時間の残業、多い時には100時間の残業をしていたので、半分くらいはサービス残業ということになります。

その代わり「仕事の報酬は仕事」とでもいうように、仕事量だけは殺人的に増えてきました。あきらかに達成できないような目標をたてさせられ、毎日時間に追われながらごはん中も休まず仕事をし、週5で朝9時から夜22時まで働き、通勤時間に往復2時間という毎日。

「俺こんなに働いてるんだぜ、まじつかれるー。」なんてミサワ的な自慢をするつもりはありません。 私より働いている人や、私より給料をもらっていない大変な人は他にたくさんいると思っているし、ブラック企業と言われる中ではまだホワイトな方だとも思います。

それでも、このレベルでも、心が病んできます。

もちろん、こんなに働いていて、責任の重い仕事もけっこう任されていたので、いわゆる「仕事ができる人」には1年半くらいでなれたと思います。ある意味、当初の目的は達成です。このレベルまで3年だと思ってましたが、一応1年半くらいで達成したと思います。そのあたりは「得たもの」といえるでしょう。

ITベンチャーだからこそ得たものとしては、情報のキャッチアップ速度があがったことでしょうか。 最新技術を駆使したサービスが毎日リリースされる中、「これ知らないとやばいよね」みたいなかんじでまわりが普通に話をふってくるものだから、スタートアップのベンチャーや、各業界の状況もなんとなく情報がはいってくるようになりました。 自分でニュースを見てキャッチアップする癖もつきました。

会社をやめて、ITベンチャー以外の人と話すと、本当にびっくりするくらいみんな何もしらないんですね。ネット上でバズっているワードだとか、いま急激に熱くなっているサービスとか。 こういう情報を知っているのと知らないのでは、それだけでいろんなところで差が開いてくると感じています。 これは思わぬ「働いて得たもの」です。

でもやっぱり、毎日疲れ果てていて座ったらどこでもすぐ寝られるような状態になるのは人間としてどうかと思ってしまいます。 当初の働く目的は、食べていくため&遊ぶお金を稼ぐため。

食べていけるほどには稼げてましたし、遊ぶお金も少しずつ増えていきました。 でも逆に、自由に遊べる時間は減っていき、遊ぶより寝たいと思うようになってきました。

なんだかこれって本末転倒? 私、何のために働いているの?

最後は泣きそうになりながら、そんなことを考えていました。

ありあまるお金があるなら、人は何をするのか

何のために働いているのかわからなくなったとき、いろいろな本を読みました。 その中で「人間関係もまったく問題なくて、健康的で、ありあまるお金があったら、その時あなたは何がしたいか?」というような問いがいろんなところででてきました。

私が最初に働こうと思った理由は、食べていくため&遊ぶお金を稼ぐためです。 ありあまるお金があれば、食べていくにも困りません。遊ぶお金もあります。 でも、ありあまるお金があっても、私は週2とか週3では働くと思います。

働くことにつかれた&結婚して引っ越しをするこのタイミングで会社をやめ、1ヶ月程働かない日々が続きましたが、結局週2でバイトをしています。 理由はいろいろありますが、一番は社会に対して何もできない自分が悔しいからだと思います。

週5で毎日8時間以上働くのは性に合わないとは思いますが、まったく働かないのも性に合わないようです。わがままだとは思いますが、私が大事にしているものは「社会に対して影響を与えること」と「自分が楽しむこと」の両方なのだと思います。4:6くらいなかんじです。

ありあまるお金があって、それでも週5でバリバリ働く人は、大事なものは社会に対して影響を与えることなのではないかと思います。 逆に、お金があったら早期リタイアして南の島で遊んで暮らすという人もいると思います。そういう人が大事にするものは、自分が楽しむことなのではないでしょうか。

誰かに何かを与えたい、自分がやったからこうなったみたいに、自分が社会に対して影響を与えることが好きという人もいると思います。 逆に、おいしいものが食べたい、旅館でまったりしたい等、サービスを与えられることが好きという人もいると思います。 私のように、どちらも好きというバランス型もたくさんいるでしょう。

たぶん、働いていて辛い人は、自分が「社会に対して影響を与えること」と「自分が楽しむこと」をどの割合でやるのが一番理想かをまず考えると良いと思います。 その上で、自分が楽しめてる割合が少なすぎてつらいという人は、自分が楽しめる割合が増えるようなところに転職をすべきでしょう。でも、まったく興味のない職種についても、社会に対して与える影響が少なすぎると嫌になってしまうかもしれません。

どこでどんな仕事をどのようにやっていれば、自分に最適な割合になるかを考えるかが重要だと思います。

この考えにいたるまでに参考になった本

何のために働いているのかわからなくなったとき、いろいろな本を読んだといいましたが、いくつか紹介しておきます。

「働きたくない」というあなたへ

「働きたくない」というあなたへ

キミが働く理由 (中経の文庫)

キミが働く理由 (中経の文庫)

脱社畜の働き方~会社に人生を支配されない34の思考法

脱社畜の働き方~会社に人生を支配されない34の思考法

働くことに関しての本はたくさんあります。 その中には、ただの自己啓発本というか、精神的にがんばれ!というような本もありました。それでも、中には「そういう考え方もあるのか」という目からウロコの本もいくつかあります。Amazonで中古で買ったりすれば安く手に入ったりもするので、迷った時は、そういう本をいくつも読んでみると良いと思います。自分の気持ちに共感してくれる本でも、自分の悩みを解消してくれるアドバイスをくれる本でも、何かしら自分の役にたつはずです。

ありあまるお金がないなら働くしかないのか

最後に、ありあまるお金がないのなら働くしかないじゃないかと思うかもしれませんが、重要なのは「働き方」だと思います。

冒頭にも述べていたように、私は最初ひたすら会社に勤め続けることを目的にしていました。 金持ち父さん貧乏父さんシリーズの本を読んで考えが変わったのですが、私一人で働くのではなく、お金とか、旦那さんとか、不動産とか、いろんなもので少しずつ稼げるようになっていけば、少しは自分の働く割合を減らせるのではないかと思うようになりました。

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

投資が怖いとか、働きたくないとかいいつつ、でもお金はほしいなんてそんな甘いこと言っちゃダメです。 働きたくないなら、自分の代わりに稼いでくれる何かをみつける必要があります。 月20万も稼げなくても、他に少しでも稼いでくれる何かがあれば給料の足しになります。

そうやって、ありあまるお金がなくても、自分以外の稼ぎをふやしていくことで、 「社会に対して影響を与えること」と「自分が楽しむこと」のバランスをコントロールできるようになるはずです。

何もやらなければ何も変わりません。 働くことがつらいなら、働かなくてよくなるように、全力をつくすほうが楽しいんじゃないでしょうか。

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