東京育ちが地方に住むということ

東京生まれ東京育ちですが、今後は静岡県に住むことになります。東京育ちが地方に住むときに感じたギャップや、働き方などを中心につらつらと書いていきます。

人生の中で重要な決断をするときは、「決断する前には戻れない」ということを理解すべし!


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桜並木

別れの季節が過ぎて、出会いの季節が始まる

先月までは卒業式ばかりで、別れがメインだったと思いますが、4月は入学式や入社式などがあって、出会いの季節というかんじがしますね。

4月を迎え、みなさん新しい生活が始まっていることでしょう。 環境がガラッとかわって、ドキドキワクワクしている方もいるでしょうし、ちょっと心細く感じる方もいるのではないでしょうか?

私も、3月は結婚に引っ越しに転職にと、いろんな変化がありました。 どれも人生の中では大きな変化だといえます。本当なら、こういう大きな変化は、同時に起こしてはいけないといいます。 人間は変化を嫌う生き物なので、あまりに大きな変化が起こると、精神的にも辛くなってしまうのです。

(↓そのあたりの詳しい話は別のところにあるので、興味がある方はぜひそちらもご覧ください。)

locallife.hatenablog.jp

大きな環境の変化がおきてから1ヶ月が経ちましたが、いままでとは違うというか、昔には戻れないような感覚があります。 ちょうど、卒業したばかりの母校を訪ねた時に、違和感を感じるようなイメージです。 昨日までたしかにあそこにいたのに、今はもう自分の居場所はそこにないような、そんな感覚です。

人生の中でも重要な決断を3つも同時にしてしまった経験や反省をもとに、「変化」や「決断」について、ちょっと思うところを書いていきます。

昔に戻れるかどうかは、決断の重要度で決まる

「人生は決断の連続だ」と言いますが、決断には2種類あります。

決断する前に戻れるか、戻れないかです。

例えば、今日の晩御飯はハンバーグを作ると決めても、直前でやっぱりパスタにしようと変えることはできますね。 今年は英語の勉強をしようと決めても、なんだかんだで結局達成できないこともありますよね。 仕事であるシステムを導入しても、結局うまくいかなくて失敗に終わることもありますよね。

これらはすべて、決断する前に「戻れる」決断です。

一方で、結婚したら、もう結婚する前には戻れないですよね。親族関係や世間体、バツイチという名称がついてしまいますしね。 他にも、卒業したら、その学校にはもう戻れないですよね。 会社をやめたら、その会社に明日からも同じように通うことなんてできないですよね。

これらはすべて、決断する前に「戻れない」決断です。

今までの人生を振り返ってみればわかると思いますが、決断にはいろんなレベルの決断があります。 決断する前に戻れるような決断は、ある意味そんなに重要じゃないのです。 だって、ダメだったら戻ればいいんですから。

逆に、決断する前に戻れないような決断は、言わずもがなですが、人生の中でも超重要な決断です。

ビジネスの現場でも、よく「失敗はしてもいい。でも、大失敗はするな」と言われます。 私も上司に言われました。

これも同じですね。 人間は失敗から学ぶ生き物なので、失敗することは悪いことではないんです。 何かを決断した結果、それが間違っていただけなのですから。ダメなら今までどおりやっていけばいいだけです。 でもこれは、決断の重要度が低い場合のみの話。

大失敗というのは、例えば会社を倒産に追い込むような失敗を指します。 そういう場合は、もう失敗する前には戻れません。 会社が倒産してしまうかもしれないし、会社をクビになってしまうかもしれない。 「大失敗はするな」というのは「重要度が高い決断の際に失敗するな」ということなのです。

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重要度の高い決断のときに心得ておくべきこと

予期せぬタイミングで実は重要な決断をしてしまったということもあるかもしれませんが、だいたいは客観的に見れば重要とわかるような決断がほとんどです。どの大学に入学するとか、1年浪人してからまた大学受験をするとか、この会社に就職するとか、世の中的に重要だと言われる決断がいくつかあります。

そういう決断をする際に、心得ておくべきことは2つです。

  • 重要な決断の前には、よく考えろ
  • 重要な決断をした後は、腹をくくれ

何当たり前のことを言っているんだと思うかもしれませんが、この2つをしっかり覚えておいてください。

「よく考えろ」というのは、「たぶん大丈夫」とか「きっとなんとかなる」というふわっとした考えではなく、論理的に&客観的に考えることが重要だということです。 論理的に考えるというのは女性や文系の方はなかなか苦手な方も多いと思いますが、あらゆる場合を想定して、より現実的に決断の後のことをシミュレーションしておくということが大事です。

重要な決断をするときほど、なぜか人はふわっと考えて勢いで決断する習性があります。 かく言う私も、流れにまかせてふわっと決断してしまいました。 自分では考えていたつもりでしたが、どちらかというと感情が先立ってしまっていて、冷静に考えぬいていなかったと思います。 その結果、しばらくはつらい思いをすることになりました。

重要な決断の後は、もう戻れないのです。 だからこそ、よく考えることが後々自分のためになるのです。

とはいうものの、よく考えることも大事ですが、結局は重要な決断程感情にまかせて勢いでしてしまうのはどうしようもないと思います。 そういうときは、自覚がないので、よく考える前に決断してしまうことも多いと思います。

そんな人に言いたいのは、「腹をくくれ」ということです。 私もそうでしたが、最初はうじうじグジグジして、戻りたい戻りたいと思っていました。 でも、どんなに戻りたいと思っても、戻れないのです。 重要な決断ほど、決断する前には戻れない。 そうしたらもう、できることとしたら「腹をくくる」ことだけです。

感情でも勢いでも、結局決めたのは自分なんです。 決断した後のこの環境で、新しく始めていくしか選択肢はもうないんです。 だからこそ、いつまでもうじうじしていないで、戻れないことを頭でしっかり理解して、腹をくくりましょう。

どうしても腹をくくれない、うつ病っぽくなってしまったという人は、私が環境の変化に絶えられなくてつらかった時期から立ち直った方法も参考にしてみてください。

locallife.hatenablog.jp

人生の中で重要な決断はそこまで多くないとは思いますが、その後の人生を大きく左右することにもなりますので、「決断する前には戻れない」ということをしっかり理解して、後悔しないようにしましょう。

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