東京育ちが地方に住むということ

東京生まれ東京育ちですが、今後は静岡県に住むことになります。東京育ちが地方に住むときに感じたギャップや、働き方などを中心につらつらと書いていきます。

地方は本当に物価が安いの?実際に住んでみて感じた物価の違い


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スーパーのレジにて

土地代は地方のほうが断然安い

よく都会に住んでいる人が地方に住んでいる人に言う言葉の中に「地方は物価が安い」という言葉があります。 実際、本当に地方は物価が安いのでしょうか?

東京と浜松を比べてみると、確かに家賃は浜松のほうがものすごく安いです。 場所にもよりますが、例えば東京で1LDKの部屋に住むと16万円くらいするのですが、 対して浜松では、今住んでる家は築20年と少々古いですが、2LDKで7万円くらいで住めていたりします。

家賃だけで見ると、さすがに東京の土地とは比べものにならず、浜松のほうが断然安いです。 しかし、東京だといろいろ物騒なので、オートロックや宅配ボックスは完備なマンションは多いですが、浜松にはオートロックも、宅配ボックスもありません。 セキュリティはとても不安ですが、浜松ではそこまで気にしなくてもいいのでしょう。オートロックがなくても、ポストに鍵がかかってなくても、特に何も起こりません。

設備が東京のほうが恵まれているということもありますが、それを差し引いたとしても、東京に比べて、浜松は家賃が半分近かったりします。

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土地代以外はそこまで安くない

主婦が一番気になるのは日常生活でよく購入する野菜やお魚、お肉などの値段ですよね。 実際、いわゆるスーパーの販売価格でいうと、あんまり安くはありません。というか、下手したら東京よりも、浜松のほうが高いくらいではないでしょうか?

よく安さをはかる基準として、もやしや納豆、牛乳の値段を確認するのですが、浜松よりも、東京23区外とかのほうがはるかに安いです。

たしかに土地代は上述の通り安いのかもしれません。でも、日常生活で使う食べ物とか、それ以外の物は決して安くもありません。 化粧品だって、服代だって、東京と変わりません。下手したら高いくらいです。

それなのに、最低賃金や平均年収を比べると、家賃の差以上に、差が開いてるのです。 地方だから給料が安いのはしょうがないという話もよく聞きますが、そんなことはありません。家賃の差以上に、今の日本では東京と地方の給料に開きがあります。

そもそもなぜこんなことになったのか意味がわかりませんが、これが日本の現状でもあります。

物価は安くないけど、消費するところも少ない

生活費を比べると、東京と地方では差が出る項目があります。 それは、交通費と、レジャー費です。

東京は、何をするにもお金がかかります。お茶をするにも700円近くかかったり、どこかへでかけるにも電車に乗って往復1000円近くかかったりします。 一方で、浜松ではレジャー施設にいったとしても、時期や場所によっては無料です。 移動もだいたいは車で動いたり、そんなに距離も遠くなかったりするので、交通費は往復400円程度で楽しめたりもします。

遊びたいなと思っても、浜松は遊ぶところが少ないんですね。 いわゆる、お金をとって遊びを提供するサービスが少ないので、その分お金をかけなくても自由に楽しめる術を持っていたりします。

そのため、トータルで見ると食費などの基本的な生活費はかわりませんが、家賃は安く、交通費などのレジャー費も、単価は同じでも頻度が少ないために浜松のほうが安いので「物価は安い」と言われがちなのではないでしょうか。

これから地方に住む人にお伝えしたいのは、地方のほうが物価が安いと言われるのは、だいたいは土地代と、レジャー費の差だということです。 意外と物価自体は安くないのですが、遊ぶところがなかったり、レジャーに関する費用が安く済んだりするだけなので、地方に引っ越す際はぜひそれを踏まえた家賃を検討するようにしてください。

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