東京育ちが地方に住むということ

東京生まれ東京育ちですが、今後は静岡県に住むことになります。東京育ちが地方に住むときに感じたギャップや、働き方などを中心につらつらと書いていきます。

転職で年収が1.5倍に!やりたいことがない人ほど、戦略的にキャリアを築こう


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人生の分かれ道

2回目の転職で年収が1.5倍に

世の中は転職ブームですが、私も例に漏れず、この度2回目の転職をしました。

1回目の転職は、結婚して地方に引っ越す必要があったたため。 一方今回は、東京に帰りたいということで転職をしました。笑

まだギリギリ20代ではありますが、この歳で2回目の転職って意外とリスキーですよね。それでも、今回の転職は大成功でした!

だって、年収が1.5倍になったんだから!!

いやー、地方で働いて給料は安くて、完全に年功序列型だから何やってもそんなに上がらないから諦めてたけど、転職して本当によかった!!

「そんなのたまたまでしょ」とか「私には無理だよ」とか、そう思う方もいると思いますが、私としては、意外とキャリアってコントロールできるんだって最近思い始めてきたので、今回はその方法について共有したいと思います。

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やりたい仕事はなくても、こんなふうになりたいという欲はある

みなさんは、なにかやりたいことがありますか? 夢物語の話ではなく、具体的な職業としてやりたいものはありますか?

私は、正直そういうものがないです。 飽きっぽいし、めんどくさがりなので、やりたくない仕事ならたくさんあります。

保育士さんとか介護士さんとか、社会的にはものすごく重要で求められてるお仕事だけど、本当に大変だと思うし、すぐイラッとしちゃいそうなので私には無理だと思ってます。

サービス業とかも、土日祝日関係なく働いて、理不尽なお客様のクレームにも耐えつつ、臨機応変な対応を求められるなんて、私には無理です。レベル高すぎ。(極端?)

こんなかんじで、やりたくないことは多いんですが、やりたい仕事は特にないんです。 皆さんのなかにも、そんな人はいるんじゃないでしょうか?

そういう人ほど「別になんの仕事でもいいや」と思って適当に働いていることも多いと思いますが、それじゃもったいない。

やりたい仕事はなくても、「こんなふうになりたい」という欲はあるはずです。 人生長いし、働かないと生きていけないご時世でもあるので、どうせ働くなら「こんなふうになりたい」という欲を満たす働き方をしませんか?

自分はどうなりたいのか?から働き方を考える

例えば私の場合どうなりたいかというと、好きなときに好きなことができる人になりたいです。

別に大金持ちにならなくてもいいんですが、居酒屋で値段を見ずに好きなものを好きなだけ頼んだり、ラーメンに好きなトッピング追加したり、ファミレスでドリンクバーとスープのセットを躊躇せず頼みたいなって思ってます。

いや、一応共働きで稼いでるので、できないことはないんです。 でも、将来の貯金とかいろいろ考えると、やっぱり節約しちゃいますよね。 だからこそ、好きなときに好きなことができるような、ちょっぴりリッチな人になりたいと思ってます。

仕事としては、「すごいね」と人から言われる人になりたいと思ってます。承認欲求が強いんですかね。 とはいえ、みんなが憧れるような仕事がしたいとざっくり感じてる程度で、具体的にこれがやりたい!という職業があるわけでもありません。

でも、それでいいんです。このレベルでも、どうなりたいかがわかっていれば、戦略的に働き方を選ぶことができます。

例えば、私のようにリッチになりたいなら、稼げる仕事をするしかないですよね。 いろんな業界を見て、転職もして感じましたが、やはり業界ごとに年収の幅が違います。 サービス業は低い、コンサルや医者は高いなど、よく記事にもなっているように、そもそも業界として年収が高い業界、低い業界があるのです。 だからこそ、稼げる仕事をしたい場合は、稼げる業界にいることが大前提です。

一方で「残業をあまりしたくない」「給料があがらなくてもいい」「のんびり仕事したい」と思っている場合は、そういう職業につく必要があります。 例えば同じ接客業でも、渋谷109の店員なら平日も仕事は忙しいでしょう。逆に、地方の百貨店のファッション店なら、平日はほとんど人はこないはずです。 同じ業界・同じ仕事でも、どこで働くかによって、働き方は変わってきます。

自分がどうなりたいかで、仕事を選んだほうが良いんです。

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年収1.5倍になった私のキャリア戦略

参考までに、私が年収1.5倍になるためにやってきたこともお伝えしましょう。

戦略①人と違うことをする

転職するときに求められるのは、多種多様な人材です。他の人と違う経験をしていると「おっ」と人事の目にもとまりやすくなります。

新卒のとき、ベンチャーに就職しました。この時点でもう人と違いますよね。 このとき、狙っていたわけではないですが、私のタグとしては「理系女子」「大学院卒」「ベンチャー新卒」「Webエンジニア」「人前で話もできる」というような感じでした。 よく「掛け算でオンリーワンになれ」という話がありますが、オンリーワンとまではいかなくても、確かに希少価値は高かったようです。

おかげで、人事によく採用広告に使われましたw

つまりは、私にはそれだけの価値があったわけです。

そして転職して地方で就職したことで、「ベンチャーでスピード感のある自由な働き方」も「地方の大企業で昔ながらの働き方」も経験することができました。

自己実現のために常に目標を追って働く人や、地方で目標なくただまったり幸せに生きてる人とも一緒に仕事をしているわけです。 自主的に動けて何でも通る自由な会社や、社内稟議にものすごく時間がかかる会社を経験しているわけです。

こういう人とは違う経験も、結構相手には刺さったりします。

戦略②実績を残す

小さなことでいいんです。何かしら実績と呼ばれるものを作りましょう。

誰かに指示されて、指示以上のことをしなければ、それは実績ではありません。 自分が考えて何かをやれば、それが実績です。 本当に何でもいいんです。

例えば「社内である業務を紙で申請していたため、担当者に申請書が届くまで3日かかってて社内から不満がでていた」という状況であれば「申請フォーマットをExcelで作って、メール申請に変えることで当日中に作業が終わるようになった」というのも、実績です。 社員全員にかかる業務時間を2日分短縮したというのですから。

もしくは「ミスが多い作業があったので、チェックリストを作って同じ部署の人に共有し、自部署のミス率が下がった」でもいいんです。 やったこととしてはチェックリストを作っただけですが、自分で考えてやったことが大事なんです。

AIやRPAなど、最新技術によってどんどんいろんな業務が自動化していきます。 自動化していく作業というのは、基本的には考えなくて良い作業のことです。 指示以上のことをしない人たちがやっているような仕事です。 だからこそ、これからの世の中を生きていくためにも、自分で考えてなにかをやったという実績が必要なんです。

戦略③ストーリーを作る

転職するきっかけなんて、何でもいいんです。 「残業が多すぎてつらかった」「人間関係がうまくいかなかった」など、ネガティブな理由な人が多いでしょう。

でも、転職では素直に言わなくても良いんです。 大事なことは、転職がストーリー的に必要なものかどうかということです。

例えば、私の場合は今回の転職を旦那のせいにしましたw 本当は、私が東京に帰りたいから旦那にも一緒に転職してもらったのですが、今回の転職では「旦那が転職したいと言い出し、今の会社にいないなら地元でもない浜松にいる必要がなくなった」というストーリーです。

さらに「今まで残した実績は独学でやってきたため、限界を感じている。そろそろしっかり仕事の仕方を学びつつよりレベルアップしたい」という思いも伝えたことで、やる気のある人だと感じてもらうことができました。

ストーリーというのは、本を読んでいる人が「そりゃ当然転職するよね」というように納得できる流れを作るということです。 これが作れるだけで、けっこう自由に仕事を手に入れることができます。

やりたいことがない人ほど、キャリアは戦略的に

転職ブームとはいえ、転職回数があまりにも多すぎるとさすがに企業は雇ってくれなくなってきます。 ただ、そこに実績やストーリーがあれば、何も考えずに転職するよりも、圧倒的に好きな仕事を手に入れやすくなるでしょう。

とはいえ、やはり何度も転職できる人は稀なので、できるだけ自分がどうなりたいかという姿に近づける仕事を選んでいくべきでしょう。近づく方法は、年齢や結婚・子育てなどのフェーズでも変わると思うので、ここぞというときに自由な仕事を手に入れられるように、ぜひ戦略的にキャリアを考えてみてください。