うちの会社にAIを導入するには!?知って得するAIをビジネスに活用する方法
AIはWebやスマホくらいのインパクトがある!
最近毎日のようにAIだ人工知能だってニュースでも騒いでいますが、皆様の会社ではいかがでしょうか? うちの会社では、毎日AIについての会話が繰り広げられてます。 地方の企業でもこのレベルなんだから、さぞ東京ではすごいことになっているのでしょう。笑
AIというのはArtificial Intelligenceの略で、いわゆる人工知能というものです。 人工知能というと、イメージはターミネーターとかドラえもんですかね。あんなかんじで、機械が自分で考えて動くのが人工知能といえます。 とはいえ、まだまだ今の世の中ではターミネーターのように反乱を起こしたりもしないし、ドラえもんのように4次元ポケットをもっていたりもしないのですが。
今は毎日のようにAIについての話題があがっていますが、実はこれ第3次ブームなんです。 昔も2回くらいAIについて話題になったそうですが、正直全然覚えていないです。 でも、今回はけっこうちゃんとした形になって、私達の生活に入り込んできそうなレベルまできてると思います。
AIってなんでこんなに話題になっているかというと、いわゆるWebとかスマホがでてきたくらいのインパクトがあるからなんです。 Webが開発されて、今は様々なサービスがWeb上で展開されていますよね。暇だからネットサーフィンするとか、昔は全然そんな暇の潰し方なんかできなかったと思います。わからないことがあっても、誰かに聞いたり、本で調べるしかない。でも、今はネットで検索すればいい。 スマホも同じですよね。ガラケーのときと、スマホがでてきてからじゃ「携帯電話」の概念自体が変わってきてます。もうスマホなしでは生活できないとさえ思います。そのくらいのインパクトがありましたよね。AIも同じです。AIが世の中にとって当たり前になるような、すごいインパクトをもった技術だから、こんなに騒いでるんです。
私は仕事柄、AIについての情報収集をやっていたりします。エンジニアではないので、技術的なところはまだまだよくわからないのですが、AIを使う側のユーザ目線ではだいぶ活用の仕方がわかってきたので、今回はユーザ目線でビジネスにAIを活用するにはどうすれば良いかというアドバイスをしていこうと思います!
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AI(人工知能)にも、得意分野がある
IBM Watsonを筆頭に、AIエンジンといわれるものを各社が開発しています。 このAIエンジンとは、人間で言うと脳に当たる部分で、そのサービスのコアとなる部分です。 IBMやMicrosoftのような大手企業だけでなく、ベンチャー企業でも、独自のAIエンジンを開発するようになりました。 つまり、今の世の中にはいろんな種類のAIがあるわけですね。
一言でAIといっても、得意分野が異なります。
- 自然言語処理:人の言葉の意味を理解する
- 音声認識:人が話した声やマイクでひろった音を認識する
- 画像認識:カメラなどで撮影した映像を認識する
- データ分析:ビックデータ(大量のデータ)をもとに分析をする
- 制御:機械の適切な制御をする
よく言われるのがこのあたりでしょうか。 各社がだしている独自のAIでは、それぞれ得意分野が違うので、何がしたいかによってどのAIを使うかを決める必要があります。
例えば、お客様の問い合わせをAIチャットボット(チャットで自動で回答してくれるロボット)でやりたい場合は、自然言語処理が得意なAIを使うといいでしょう。LOHACOのマナミさんとか、Microsoftのりんなちゃんとかはこれですね。
今までのお客様の購買データを使って、売上を最大限にする場合にはどうすればよいかなどの分析は、データ分析の得意なAIに任せるべきです。最近では、このデータ分析を使って、就活生の活躍度を推定したり、退職しそうな社員を割り出したりという人事系で使われることが多いようです。
音声認識とかだと、Google HomeとかAmazon Echoみたいなホームスピーカー系が強いですよね。 画像認識が犯罪防止のために、オリンピックまでに防犯カメラと連携させて、怪しい動きをする人がいたらアラートをだしたりするそうです。
制御というと、例えばロボットの動きとかもそうですよね。 HITACHIが面白い実験動画をYoutubeにアップしています。 これは、ロボットがブランコのこぎ方を自分で実験しながら覚えていくという動画です。 www.youtube.com
これ、おもしろいですよね。小さい子供みたいです。 制御系でいうと、おそらく車の自動運転なんかもこういう系統になってくるんじゃないかと思います。
とにかく、たくさんの会社がAIを開発していますが、それぞれ得意分野が異なるので注意です。 ちなみに、AIといいつつ、AIじゃないものも多いそうなので、これもまた注意が必要です。
AIを導入するためのはじめの一歩
AIというと、機械学習だのディープラーニングだの、いろんな言葉を聞きますが、本当に本格的にAIを使おうとすると、年間数千万から数億単位でお金がかかってきます。(買い切りではなく「年間」です)
だから、お医者さんで手術にAIを使いたいだとか、地球規模で災害を予測したいとか、そういう本気のやつは、本気のAIを使えばいいのですが、一般の企業ではそこまでしなくても十分恩恵が受けられます。 相場でいうと、月々数十万をだせば、しっかりしたAIを活用できるはずです。
とはいえ、月々数十万って高いですよね。チャットボットでも、安くて10万、高いと50万以上するものもあります。 普通のクラウドサービスなんかは、1アカウント300円とかが相場だったりもするので、今までのサービスと比べると尋常じゃなく高いです。
この状況でどうやってAIを会社に導入するかというと、やりたいことは何かを明確にすることがはじめの一歩です。
つまり、一点突破。
売上を上げたいのか、お客様の問い合わせ対応に要する時間を減らしたいのか、危険予測をしたいのか、経営課題となっているような、本当にやりたいことをまず見つけます。
その上で、それを解決するためには、上述のAIの得意分野でいうとどれを使うべきかを考え、その分野が得意なAIをもっている企業に相談をする。この流れです。 一度AIを導入すれば、本当に便利になると思います。退職リスクもなく、24時間365日、常にMAXのパフォーマンスをだしてくれるのですから。
逆にいうと、そこまでしてメリットがでないような仕事には、AIなんか使わなくていいと思います。だって高いですし。今までのツールでも十分できることはあると思います。 AIをいれることが目的なのではなく、目的を達成するための手段としてAIを導入するという流れが正しいのです。
この順番を間違えないようにしましょう! まずは、やりたいことは何かを明確にする。これです。
上司にとりあえずAIを導入しろと言われている人は、まずは何が経営課題なのかを上司に聞くようにしましょうね!