地方への転職には、転職エージェントはあまり役に立たない
一番の問題は、選択肢が少なすぎること
転職するのは今回が初めてですが、結局は学生の頃にやった就活とあまり変わらないと思ってました。 転職エージェントに登録して、条件を入力したら紹介がくる。大量にある求人情報から、気に入ったものを選んで応募する。ただそれだけだと思ってました。
ただそれだけなのに、そこが一番大変だったんです。
今回の転職活動に際して、登録した転職エージェントを列挙してみます。
リクナビエージェント www.r-agent.com
リクナビNEXT next.rikunabi.com
マイナビ転職 tenshoku.mynavi.jp
パソナキャリア www.pasonacareer.jp
DODA doda.jp
どこも有名な会社で、求人数も日本最大級を謳っています。 ただ、残念なことに「静岡県浜松市の求人」と限定すると、途端に使えなくなってしまいます。 直接エージェントとの面談をしたり、電話面談をしたりしてきましたが、求人数は多くて100件。少ないところでは3件しかありませんというエージェントもいました!
地方の求人は少ないとか、全国の求人を扱っているような会社も地方は弱いとかよく聞きますが、実際具体的な要望を伝えてみると、本当に地方の求人が少ない!! これで業種や職種を制限しようものなら、それこそ0件になってしまいます。
静岡県なんて東京の何倍も広いのだから、同等まではいかなくても多少は求人あると思っていたのですが、ないもんですね。 UIターンという言葉も就活中によく聞いていたので、そんなに大変そうなイメージはなく、むしろウェルカム状態で求人数もある程度多いんだと思ってました。
地方に若い人が行きたがらないということがよく問題視されてますが、本当に問題なのは選択肢が少なすぎるということなのではないかと思います。自分が魅力的だと思うような求人がない。そもそも選択肢として制限されるので魅力も自ずと減ってしまう気もします。確固たる意志や事情のある人以外は、なかなか地方に就職しないというのも納得せざるを得ません。
実際に経験してみて初めて実感した問題でした。
しかも、スカウトメール等も届くのですが、勤務地を「静岡県浜松市」と限定してるのに、住んでいる場所が東京だからと、東京の求人ばかりきて迷惑。あまり使わないほうが良いかなと思いました。
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地方への転職方法は、都内とは違う
では、実際に地方に転職する際はどうやって探すのが良いのか。 半年くらい情報収集をしてわかった、私なりのやり方をご紹介します。
地方の転職エージェントに登録する
上述したような、有名な大手転職エージェントは魅力的です。知名度も高いので、たくさんの企業が登録してると思います。ただ、地方の企業の中で知名度がどこまで高いのかは定かではありません。沖縄で有名な会社があっても、東京の人はあまり気にしないかもしれませんよね。そういうものだと思います。
だからこそ、地方の転職エージェントに登録したほうが情報は集まります!
- リージョナルキャリア静岡 rs-shizuoka.net
例えば、静岡県への転職なら上記エージェントが良かったです!
浜松市に限定した求人数を聞くと、大手転職エージェントはことごとく100件弱の数を答えていたのに、700件以上はありますねとさらっと答えるこの会社にびっくりしました笑
浜松市にそんなに会社があったのか!と。 いや、ありますよね。普通に考えたらありますよね。最初は私だってそう思ってましたもん。
ちなみにこの会社さん、他のエージェントと違って、紹介された求人を一度断っても、一部の求人に関しては補足をいれてこういうところが合うと思いますよと改めて提案してくれるんです。テンプレートで求人が送られてくるエージェントが多い中で、そういう対応をしてくださったのはこの会社さんだけでした。
UIサポートセンターに行ってみる
国や地方自治体が支援しているUIサポートセンターというものがあるそうです。
- 静岡U・Iターン就職サポートセンター www.pref.shizuoka.jp
ハローワークみたいなものだと思います。(ハローワークには行ったことないけど)
都内にオフィスがあって、静岡の会社さんだけが都内に集まるようなイベントも紹介してくれます。ただし、ここは普通に就活する際に使うと、あまっている求人しか応募できないようです。遅れてスタートした組の駆け込み寺みたいな印象。
私はいわゆる第2新卒だったので、新卒のイベントにも参加させてもらいました。サポートセンターの人が口を利いてくれて、うまく中途枠ということで他の人とは別枠での応募ができたので、そういうやり方もありだなと思いました。 なので、就活には使えないかもしれないけど、地方への転職では意外と使えます。笑
UIサポートセンターというのは、とにかく行きたい地方限定の会社が集まるイベント情報ももらえるので、足を運んでみて損はありません。
転職フェアに行って支社を探す
DODAやマイナビなど、よく転職フェアをやってくれます。 それに参加すると、必ずいろんなブースから声をかけられます。そこで、まず第一声に「静岡県浜松市に支社がある会社を探しているのですが」と聞きます。そうするとだいたい「あ、すみません」と逃げていきます笑
会社数が多すぎるので、ここでまず足切りする必要があります。
この問いに対して「あります!」と答えていただける会社は必ず数社あります。 特に全国展開している大手企業は、静岡にも支社があるところが多いです。
転職フェアなら実際にその企業の方のお話も聞けるし、なかなかHPで採用情報をオープンにしていない会社とも接点ができるし、けっこうおすすめです。
まとめ
だいたいこの3パターンでなんとかなります。
- 地方の転職エージェントに登録する
- UIサポートセンターに行ってみる
- 転職フェアで支社があるか探す
都内とはやり方が違いますが、気づいてしまえばまあそうだよなと納得なやり方です。 ただ、気づくまでに意外と時間がかかりました。いつまでも都内の常識に固執していては、絶対にうまく行かなかったと思います。
ネットの情報よりも生の声
よくggrksといいますが、地方の企業情報はいくらググってもでてこなかったりします。 そもそもHPが一昔前のデザインのものもあったり、ほしい情報が載っていなかったりする。
そんなとき、一番重要なのは生の声になります。 地方の転職エージェントに登録する、UIサポートセンターに行ってみる、転職フェアに行ってみる。どれも、その土地にある企業の生の声が聞けます。
これは都内と同じかもしれませんが、都内よりもネットに情報がのっていない会社は、より生の声が重要になってきます。
私もまだ現職をやめていませんので、土日は毎週転職活動で潰れてしまいますが、けっこう楽しんでやっています。 生の声が一番参考になるし、地方の裏事情みたいな話も聞けておもしろいです。
結局、地方への転職は自分で動くことが一番大事なので、地方への転職を考えている人は全力でうごいてみてください!
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